サラリーマンが「楽」「簡単」な副業を探しても稼げない|本当に稼げる副業は介護職にある
こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
2018年6月29日に国会で政府が推進する「働き方改革関連法案」が通過し、日本の労働法に歴史上初めて「残業時間に上限」が設けられました。
今後、このいわゆる「働き方改革」によって、残業代が激減してくる40代50代の中高年の方は多いと思います。
実際にサラリーマンの収入は「残業代込み」の感覚が長年の常識だったと思います。
月に数万円、場合によっては数十万円の収入が減るのは死活問題の家庭が多いのでは無いでしょうか?
僕と同じく40代や50代の中高年の方は
- 住宅ローン
- 子供の養育費
- 親の介護費用
など、出費が多いのが現実です。
そこで思いつくのが「副業」ですよね。
世の中には様々な副業があります。
自宅の不要品をネット等で売ったり、ブログやHPでアフィリエイトをやったりと「インターネット」を介した副業が色々と注目されています。
しかしその手の副業は収入の波も大きく、なかなか思った様な収入になり切らないのもまた現実でしょう。
今日は40代50代の中高年男性の「副業」に介護職をおすすめする理由を書きたいと思います。
サラリーマンの副業ベスト3
考えられるサラリーマンの副業を勝手にランキングしてみました。
【第3位】内職
ネットが苦手な方でも簡単に出来る「作業系」副業ですね。
昔ながらの「封筒つくり」などの副業は実は今でも健在です。
しかしいかんせん「単価が安い」のがネックです。
仕事終わりや休日に猛烈に頑張っても、まとまったお金にするのは難しいですよね。
【第2位】ネット系副業
ネットがある程度使いこなせる人であれば、ネットを使った副業はおすすめです。
ブログやHPを使った「アフィリエイト」は、収益化が出来れば自分が何もしなくてもお金が稼げる「夢の様な副業」になります。
また最近では、ランサーズやクラウドワークスなどネットにより「記事」を書く「ライティング」の仕事もサラリーマンの副業として注目されています。
しかしネット系の副業は、ネットの情報とは裏腹にそう簡単には稼げない、というのが現実です。
ネット上には「月5万円は楽々稼げる」「アフィリエイトで遊んで暮らす」など景気の良い情報が溢れています。
冷静に考えてみて下さい。
ズブの素人が、いきなりネットで副業を初めて「月に5万円」を稼ぐ事が簡単に可能だと本当に思いますか?
ネットによる副業は、思った以上に難易度が高い物です。
それを専業にしている強者達がゴロゴロいるなかで、「超初心者」であるあなたが簡単に稼げるはずはないのです。
専業アフィリエイターにも劣らない「努力」と「覚悟」があるのであれば、チャレンジしてみるのは良いと思いますが、「楽して稼ぎたい」と思う人は手を出しても徒労に終わる可能性が高いジャンルだと思います。
【第1位】アルバイト
なんだかんだと言って、やっぱり「確実」にお金になるアルバイトは「副業」の王様だと僕は思います。
「楽して金儲け」
は今も昔もあり得ない都市伝説です。
もし簡単にお金を稼げるものがあれば、あなたが知る前に多くの人がそのジャンルで財を成しているはずですし、堅実に仕事をしている人なんてこの世から居なくなるはずです。
「お金」を得る為の基本は、やはり自分の体と時間を使うのが一番「堅実」な方法です。
サラリーマンの方が「副業」を考える上で、陥りがちな間違いはここにあります。
サラリーマンとして働いている以上、副業にさける時間はそう多くは無いはずです。
その時間を「簡単!」「楽勝!」のような詐欺まがいのジャンルに手を出していると、その分貴重な時間をロスすることになります。
副業にさける時間が少ないからこそ「堅実」「確実」に稼げる方法を考えるべきなのではないでしょうか?
サラリーマンが副業として出来るアルバイトとは?
仮にあなたが「土日祝日」休みのサラリーマンだったとしましょう。
そうなると副業に費やせる時間は、基本的には「土日」ということになります。
月曜から金曜まで本業でヘトヘトになり、さらに土日を副業で埋めてしまうと本当に休む暇がありません。
一月二月は可能かも知れませんが、これでは継続性がないのであまりおすすめ出来ません。
こう考えてみてはいかがでしょうか?
【土日2日とも働く】
時給1,100円×8時間×8日=70,400円
【土日どちらかだけ働く】
時給1,400円×8時間×4日=44,800円
もちろん月に8日間働いた方が収入は多いですが、時給を300円上げるだけで、週に1日しか働かなくても月の収入差は25,000円程度です。
25,000円ほど収入は少なくなりますが「週に一度」の休日が手に入ります。
サラリーマンが副業をする上で、大切なのは「堅実性」と「継続性」です。
月に45000円程度の副収入でも、年間にすると54万円になります。
本業の年収を54万円上げる事は簡単なことではありません。
こう考えると「週に一度」のアルバイトは意外と魅力的に見えませんか?
時給1,400円を確実に稼げるアルバイトを探す
では現在の日本の市場で、「無資格・未経験」の状態で「時給1,400円」を実現出来る仕事とはいったいどんなものでしょうか?
単純に「アルバイト」というと
- 居酒屋、レストランなどの飲食業
- 引越し、工事現場などの肉体労働
などが頭に浮かびます。
ちなみに都内の場合、飲食店でのアルバイト時給は「1,100円」位がざっくりとした相場です。
引越しや工事現場などの肉体労働系は、日給換算にして12,000円前後でしょうか。
僕と同世代、もしくはそれ以上の年齢のサラリーマンを対象に考えると、肉体労働系は避けたいのが本音ですよね…。
飲食店でのアルバイトも、肉体的にはかなりハードです。
しかも日中帯で時給「1,400円」を超える仕事はほとんどありません。
そんな中、僕が一番おすすめしているのが「介護職」です。
2025年全国で38万人の介護士が不足する。
と言われています。
介護業界は空前の人手不足です。
僕は43歳の時に「無資格・未経験」で介護業界に転職しましたが、中高年であっても介護業界なら職に困る事はありません。
40代50代で失業したら?中高年の転職に介護福祉業界をすすめるたったひとつの理由 - 介護士ベイベー
僕は現在「派遣夜勤専従介護士」と「日勤パート介護士」の Wワークをしています。
43歳未経験で派遣介護士に転職した僕の年収が500万円を超えた理由 - 介護士ベイベー
「夜勤専従」の派遣介護士はベネッセMCM という業界でも最高水準の高単価案件を多数抱える派遣会社で働いている為に、介護業界の中では収入単価は高いと思っています。
「日勤パート介護士」の方は、介護施設に直接雇用される形、すなわち「アルバイト」として働いています。
介護業界は、その人手不足もあって働き方も
- 常勤(正社員)介護士
- 非常勤介護士
- 派遣介護士
- パート・アルバイト介護士
と多様な中から選択出来るメリットがあります。
ぼくが「日勤パート介護士」として現在働いている有料老人ホームでは、僕と同じかそれ以上の世代の男性が「パート・アルバイト」として、週に1回や2回で勤務している人も多数存在します。
その中にはもちろん、平日はサラリーマンで「副業」として介護職に就いている人も大勢います。
介護職は無資格でも働けるのか?
介護職に就くに当たって、取得しておきたい資格は「介護職員初任者研修」です。
介護職員初任者研修の試験は超簡単!しかも40代で無職のおじさんにとって最強の資格だった! - 介護士ベイベー
この資格さえあれば、まず介護職で仕事に困る事はありません。
しかし介護職は、この入門資格が無くても働く事は可能です。
都内の場合、「無資格・未経験」でも、時給1,300円、1,400円の仕事に就ける可能性すらあります。
一般的にすぐ思いつく、飲食業や肉体労働のアルバイトで消耗するよりも、介護職を週一日することによって、長期的で安定した副収入を作る事が可能です。
さらに介護職の経験があれば、定年後のセカンドキャリアに生かす事も充分可能です。
介護業界は、現在も当分先も求人は溢れるようにあります。
カイゴジョブというサイトは、業界最大手の介護系求人サイトのひとつで、上場企業が運営しています。
月間55万人以上の人がこのを利用しており、求人案件はなんと10万件近くあります。
その中には「ハローワーク」の求人案件も網羅していて、介護職での求人探しとしてはもはや鉄板と言えるサイトです。
このサイトでは「常勤(正社員)」「派遣」はもちろん「アルバイト」「パート」での働き方の求人も多数あります。
登録すれば、専任の担当者から希望にあう求人がたくさん送られて来るので、後はその中から選ぶだけです。
「超売り手市場」
である介護業界だからこそ体感できる、贅沢な仕事選びが可能になります。
まとめ
サラリーマンの残業手当が減少していくという悪夢は、ついに現実のものとなりました。
今までどおり「会社に頼る」という生き方はもはや通用しません。
そんな時代で生き抜くには、自身の「行動力」に頼る他ありません。
多くのサラリーマンが「都合の良い」副業を望んでいます。
しかし世の中、簡単にお金が稼げる甘い話はそうそうありません。
サラリーマンとして働きながら、残った貴重な時間を有効に使うには「堅実」「確実」な副業をするべきです。
介護業界は、まだまだ多くの人が目を向けない「穴場」業界です。
介護職での経験は、自身のセカンドキャリアにも多いに役立ちます。
是非「本当に効率の良い副業」として「堅実」な介護業界での副業を僕はおすすめします。