介護士ベイベー

2025年全国で介護士が38万人不足する。この現実に僕とあなたが出来ることは何か?

スポンサーリンク

移転しました。

約3秒後に自動的にリダイレクトします。

現役介護士が見た!|利用者から見る認知症予防の方法

絶対読んで欲しいおすすめ記事!1.夜勤日給35,640円は本当なのか!?|高収入、高待遇の派遣介護士ならベネッセMCMが最強の理由
2.介護職の求人サイトって実際どこがおすすめなの?|現役介護士ブロガーがおすすめする優良求人サイト7選
3. ベネッセMCM【派遣夜勤専従介護士】にリアルインタビューしてみた!「本当に夜専介護士って稼げるの?」の口コミ
4. 40代50代で転職を考えている人へ|現役介護士が全力で介護士の仕事の魅力を語る

こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。

僕が介護士になって、もうすぐ5ヶ月が経とうとしています。

僕は現在

  • 有料老人ホーム(派遣夜勤専従)
  • 特別擁護老人ホーム(日勤パート)

のWワークをしています。

違う職場を掛け持ちするのは、つまり経験も2倍になるというメリットがあります。

5ヶ月間、多くの利用者さんと触れ僕なりに考えることがあります。

今日は「認知症」に関して書こうと思います。

The Stories

介護施設の利用者

僕は「有料老人ホーム」「特別擁護老人ホーム」の二つの介護施設で働いています。

そこで暮す利用者さんは、いったいどんな人々なのでしょうか?

 

圧倒的に多いのは「自立した生活が送れない」人々です。

  • 排泄
  • 食事
  • 入浴

高齢者の単身独居暮らしで、この三つのうち、ひとつもしくは複数の項目で「自立した生活」が送れなければ、介護施設等に入所せざるを得ません。

しかし現実は、多くの高齢者が自宅で生活をしており、介護施設に入所出来る人は少数です。

ヘルパーさんなどを利用しながら、生活している高齢者も多いのが実情です。

では介護施設に入所している人の全てが、介護施設での生活を望んでいるかと言えばそうではありません。

内閣府による世論調査によると「可能な限り自宅で介護をうけたい」と思う人が、全体の半数近くにのぼります。

http://survey.gov-online.go.jp/h15/h15-kourei/images/zu07.gif

介護施設に、入所しているひとの一番多い理由は「家族に迷惑をかけたくない」ということです。

自分が高齢者になり、自宅での生活が困難になる最大の理由、それが「認知症」です。

認知症が自立を妨げる

高齢になり、足腰が弱くなったり耳が遠くなったりしても自宅独居での生活はなんとか可能です。

さらにヘルパーなどを利用することによって、不便な部分を補いながら生活することも出来ます。

しかし「認知症」になってしまうとそうはいかなくなります。

認知症は人によって、様々な症状を引き起こしますが、自分がどこにいるのか、目の前のものが食べ物なのかそうでないのかも分からなくなるケースも少なくありません。

認知症が原因の徘徊で、電車にひかれてしまった痛ましい事故もありました。

認知症は一度発祥すると、医療でその進行を遅らせる事は出来ても、完治させる事は難しい病気です。

そうなってしまうと、独居生活は現実的に不可能と言えます。

第三者の目が届く場所での生活、家族が見れなければ何らかの介護施設への入所が必要になってきます。

2025年の恐怖

2025年、全国で介護士は38万人足りなくなると言われています。

さらに認知症患者は、全国で700万人を超えると予想されています。

700万人というと、横浜市の人口の約2倍です。

全国でそれだけの数の認知症患者を、誰かが見守らなくてはいけません。

ちなみに今年の介護福祉系の学校の入学者は7000人強です。

どう考えても、このままでは日本の介護は機能しなくなります。

では、いったいどうすればこの問題は解決するのでしょうか?

利用者から見る認知症にならない方法

僕は二つの介護施設で働きながら、あることに気がつきました。

有料老人ホームでは、新聞をとっている利用者さんとそうでない利用者さんがいます。

新聞をとっている利用者さんは、認知症が無く「自立」している方がほとんどです。

つまり

  • 認知症じゃないから新聞を読んでいる
  • 新聞を読んでいるから認知症じゃない

極論ですけど、近い事は言えると思うんです。

新聞と違って、テレビは全ての利用者さんの居室にあります。

一日中テレビが付けっぱなしの利用者さんは多いです。

しかし認知症の利用者さんは、テレビを「見る」のではなく「眺めている」という状態なんですね。

テレビの情報は、勝手にどんどん流れて行きます。

一方、新聞などの「文字情報」は、自分から能動的に読み進めて行かなければ、先に進みません。

もうひとつ新聞の大きな意味は「社会との関わり」だと僕は思います。

新聞を読んで世の中の情勢を気にする→自分が世の中で暮らしているから

という図式が成り立ちます。

自分が世の中とまったく関わりがない、と思うなら自分以外の世間のニュースなど気にならなくなるはずです。

認知症患者のほとんどが、仕事をリタイヤした後に「世間とのつながり」がなくなり、緊張の糸が切れてしまった故にひき起こっているとも言えます。

認知症にならない為に、食事や生活習慣など多くの行動が推奨されていますが、僕は「新聞を毎日読む」

という行為が、認知症になりにくくする為のひとつの行動だと思っています。

 

まとめ

認知症に関しては、たった一記事では書き表せない、多くの原因や症状があります。

僕がこの記事で書きたかったことは、認知症の予防のひとつとして

毎日新聞を読む

という方法があるのではないかということです。

それには

①文字を読む→能動的に理解や考察をして脳を動かす

②社会と自分のつながりを常に意識する

という二つの要素があるような気がします。

もちろん、新聞さえ読んでいれば認知症にならないかと言えばそうではありません。

しかし「新聞を読み続ける」ことには、認知症予防のひとつのヒントがあるような気がしてなりません。