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2025年全国で介護士が38万人不足する。この現実に僕とあなたが出来ることは何か?

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認知症の恐れ1万人超!高齢者ドライバーの事故はどうしたら無くなるのか?

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こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。

こんな記事がありました。

75歳以上の高齢ドライバー、認知症の恐れ1万人超 免許の自主返納が増加傾向 警察庁 - 産経ニュース

免許証の更新時に、認知機能検査を受けた高齢者43万人の内、約一万人が「認知症の恐れ」と判断されたということです。

増え続ける高齢者ドライバーの事故。

今後社会はどうしていけば良いのでしょうか?

Accident

増え続ける高齢者の自動車事故

高齢者の自動車事故のニュースは、確かに体感的にも増えている様な気がします。

一つはマスコミが「高齢者」=「自動車事故」というイメージをもって報道しているようのも思えて仕方がありません。

たしかに統計上では、65歳以上の高齢者による自動車事故はここ十年で増加の傾向にあります。

しかし65歳以上の人口自体が増え続けている訳で、当然事故を起こす可能性も増えるのが事実です。

 

大切なのは「高齢者だから免許を自主返納すればいい」という考え方ではなく、いかに高齢者ドライバーの運転能力を行政を含めて社会が認識しているかということだと思います。

講習予備検査(認知機能検査)とは

75歳以上の高齢者が、運転免許更新時に義務付けられている検査です。

認知機能検査の内容は?

「時間の見当識」・「手がかり再生」・「時計描画」の3つの検査を行います。

時間の見当識

検査時の年月日、曜日及び時間を回答していただきます。

手がかり再生

16種類の絵を記憶し、何が描かれていたかを回答していただきます。

時計描画

時計の文字盤を描き、指定された時刻を表す針を描いていただきます。

認知機能検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新) 警視庁

 

非常に簡単な検査ですが、認知症予備軍の方を識別するには有効かも知れません。

現状の仕組みで高齢者自動車事故は防げるのか?

僕は現在、有料老人ホームと特別擁護老人ホームでWワークをしています。

 日々高齢者と接しているわけですが、そんな彼らが車を運転することを想像しただけで恐怖を感じるのももちろんです。

当然施設に入居している方々が自ら車を運転する事はありません。

しかし70代80代の高齢者の生活を見ているだけに、そのくらいの年齢になると身体的に、どのような変化があるのかも想像出来ます。

現状の仕組みでは、免許の更新時70歳以上の方は「高齢者講習」75歳以上の方は「高齢者講習」+「認知機能検査」を受講する必要があります。

これはこれで良いと思いますが、問題はその免許の更新期間なんですね。

普通免許の更新期間は通常3年です。

ゴールド免許の対象者に関しては5年ごとの更新です。

高齢者にとって「3年」という年月はあまりにも長い期間です。

例えば認知症の進行にしても、3年あれば劇的に変化してしまう人も多い。

そんな高齢者に「3年」という更新期間では、それこそ事故の元では無いかと僕は思っています。

今後増え続ける高齢者の自動車事故を未然に防ぐ為には、65歳あるいは70歳を超えたあたりから、この「免許証更新期間」も含めた改革が必要だと思っているのは僕だけでは無いはずです。

高齢ドライバー限定免許

高齢者の自動車事故に関する防止策を議論している警視庁の有識者会議が「限定付き条件」付きの高齢ドライバー限定免許への提言をまとめました。

高齢ドライバー限定免許を提言 自動ブレーキなど条件 :日本経済新聞

提言では限定免許の条件として、最高速度や走れる道路の限定などが盛り込まれていると言う事です。

限定する条件としては、自動安全ブレーキ等最先端の機能を搭載した自動車などを例示しました。

つまり最先端技術を持った車で、速度、走行範囲などを限定した免許を高齢者向けに発行するということです。

一見よさそうな提案ですが、いかに最先端のテクノロジーが詰まった車であっても、地域や速度を限定しても、それを運転するのはやっぱり人間です。

その人間の身体的状態(認知症等)が悪ければ、事故が減るとは考えにくいですね。

「心身の状態は個人差がある」として年齢で物事を区切るのは、難しいという風潮があります。

しかしこの自動車免許に関しては、ある一定の年齢を過ぎたら「1年ごとの更新」などが絶対に必要だと僕は思います。

まとめ

2025年は、絶対的に人口の多い「団塊の世代」が75歳以上になります。

今後65歳以上の高齢者が増えていく日本にとって、この「高齢者自動車免許問題」はとても大切な問題だと思います。

ある年齢を過ぎたら「免許を自主返納しろ」という乱暴な定義ではなく、高齢者それぞれの身体的な状態をよく考えた制度が出来れば理想です。

「乗っているだけで目的地まで安全に運んでくれる」

というレベルの自動運転車が実用化されるのは、まだもう少し時間が掛かりそうですからね。