看護助手の仕事の具体的内容と収入を40代未経験で転職した僕が説明します。
こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
僕は43歳の時に「無資格、未経験」で介護福祉・医療の業界に転職しました。
右も左も分からず、全くの異業種から介護福祉・医療の業界に飛び込んで、もうすぐ二年が経とうとしています。
現在は「派遣夜勤専従介護士」と「日勤パート介護士」のWワークをしていて、二箇所の異なる有料老人ホームに勤務しています。
43歳未経験で派遣介護士に転職した僕の年収が500万円を超えた理由 - 介護士ベイベー
40代50代の中高年になると、転職自体のハードルはかなり上がります。
そんな中でも「空前の人手不足」である介護福祉・医療の業界は、現在でも「超売り手市場」が続いています。
仕事内容を問わなければ、この業界であれば何らかの仕事に就ける可能性は、例え中高年であっても高いと言えます。
しかし介護福祉・医療業界で働く上で、一番のネックは「低収入」です。
もちろん医師や看護職、薬剤師のような特別な資格を得れば全く別の話しですが、特に「無資格者」であれば「低収入」であることは、考えれば当たり前の話しです。
そんな僕が「40代」「無資格」「未経験」でも、最短距離で「高収入」を目指した結果、最初に就いた職種は「看護助手」でした。
看護助手という仕事に関してのリアルな情報は、あまりにも少ないと思います。
今日は僕が自分自身で経験した、看護助手の仕事についてお話しします。
僕が看護助手になった理由
介護福祉・医療業界で「高収入」を得る為には、常勤(正社員)ではなく派遣という働き方を選ぶのが基本です。
ボーナスこそありませんが、基本の単価が正社員より高いので、結果的に年収は正社員より派遣の方が高くなることが一般的です。
もちろん、10年20年と勤続年数が伸びれば別の話しですが、介護福祉・医療の業界において、転職した途端から高収入を得る手段は、派遣で働く以外にありません。
派遣で働く上で、最も大切なのは「派遣会社」選びです。
僕は「40代」「無資格」「未経験」で飛び込んだ先は、介護業界でもトップクラスの高単価案件を多数抱えるベネッセMCM です。
ベネッセMCMに登録すると、専任のコンサルタントが付き、丁寧に自分のキャリアプランの相談に乗ってくれます。
僕の様な「無資格、未経験」の人でも介護職に就く事は出来ます。
しかし介護職の入門資格である「介護職員初任者研修」の資格を持っていると、時給単価も選べる案件数も格段に上がります。
介護職員初任者研修の資格を「無料」で取得する具体的な方法|「無資格、未経験」での介護転職の裏技 - 介護士ベイベー
僕を担当したコンサルタントに「高収入を得たい」と正直に相談したところ、彼のおすすめするキャリアプランは
「夜勤専従」の「看護助手」として働きながら、「介護職員初任者研修」を取得して、「夜勤専従介護士」になる、という道筋でした。
僕に取っては全くの初めての業界。
ここは専門家に任せようと、僕は彼のプランどおりに「夜勤専従看護助手」として働き始めました。
看護助手の具体的な仕事内容
「看護助手」の仕事内容は、務める先の病院、医療機関によってまちまちです。
基本的に「無資格者」である看護助手の具体的な仕事内容は
- 病室のリネン交換
- 医療機器や病室周りの衛生管理(消毒、清掃)
- 患者さんの排泄介助(おむつ交換)
- 患者さんへの食事の配膳、配茶など
- 病院内の物品の補充
などです。
おむつ交換以外は、基本的に「患者さんに触れる行為」はしません。
病院によってはおむつ交換などの排泄介助さえ行わせない場所もありますし、車イスへの「移乗行為」までも行わせる所もあるようです。
「看護助手にどこまでの仕事をさせるか」
は病院側の判断になりますが、無資格者であるが故に「医療行為」に近づけるのは病院にとってもリスクが高いことです。
しかし現実は、人手不足の為に少人数の看護師に多人数の看護助手を雇い「医療行為スレスレ」のラインまで、看護助手に仕事をさせているブラックな病院も存在します。
ベネッセMCM のように大手の派遣会社であれば、その派遣先の病院もそういったブラックな職場は皆無です。
その辺も登録する派遣会社を大手にする方が安心であると言えますよね。
夜勤専従の看護助手
僕は都内にある、300床ほどの総合病院で「夜勤専従」という働き方をしました。
僕が派遣で夜勤専従看護助手をやってみた感想|派遣で働くのは絶対おすすめ - 介護士ベイベー
看護助手の仕事は、基本的に「日勤帯」の案件が多いです。
全ての病院が「夜勤帯」に看護助手を置いているかと言えば、そうではありません。
看護助手のする仕事は、基本的には「裏方」作業なので、日勤帯で充分である場合が多いです。
入院施設のある病院での夜勤帯は「看護師」はもちろん常駐しています。
しかし看護助手まで夜勤に置く病院は、それなりの規模の病院であると思って良いでしょう。
看護助手の夜勤帯の仕事は、実は日勤帯の仕事とはかなり異なります。
夜勤帯は、どこの病院でも日勤帯よりもかなり少ない人数の看護師で回しているのが現状です。
僕の務めた病院での夜勤帯の看護助手は「患者さんのコール対応」をする必要がありました。
日勤帯では、当然多くの「看護師」が常駐している為、看護助手は「患者さんのコール対応」をする必要がありません。
しかし夜勤帯になって看護師の数がグッと減ると、看護助手はまさに「看護師の助手」としての仕事を任される様になります。
日勤帯の看護助手の仕事は、基本的に「清掃業務」に近い物があります。
しかし夜勤専従となると「看護職」に少しだけ近づける立ち位置になるのが、一般的であるように思います。
看護助手の経験を生かす場所
僕は「夜勤専従看護助手」として、9ヶ月間病棟で働きました。
看護助手の仕事の最大のメリットは、看護師、医師等の医療行為を間近で体験出来るという点です。
介護福祉・医療業界従事者で無ければ、なかなか病院内の実情なんて分からない物です。
夜中の救急搬送への対応や、急変、特変患者さんへの対応。
「病院ってこういう所なんだ」
と日々衝撃を受けました。
僕の勤務した病棟は、内科急性期病棟だったので亡くなる患者さんも多くいました。
「人の命」
に仕事として、初めて関わった僕は後に介護士になるわけですが、現在でも看護助手、とりわけ夜勤専従看護助手の仕事の経験が大きく影響していると思います。
今から介護福祉・医療の業界に「無資格」「未経験」で転職しようと思っている方がいたら、是非「夜勤専従看護助手」の仕事はおすすめです。
介護職から見ると、専門的な医療行為が行える「看護職」は、やはり上位資格であるとの認識が強いです。
介護士として初めて老人ホームで働き始めた時
「ままるさんは病院で働いていたんだから大丈夫ですよね?」
という言葉を何度も聞きました。
介護施設で利用者さんが、急変、特変があった場合、病院に救急搬送されるわけですが、介護職しか経験したことの無い人にとっては、救急車に乗せた後はどうなっているか分からない訳です。
僕は病院に就いてからの流れも把握しているので、そう言う意味では介護職の10年選手よりも違った経験値をすでに持っていると言えます。
この業界で働くのであれば、病棟勤務は一度は経験しておきたい業種だと僕は思います。
看護助手の収入
看護助手の仕事は「無資格」「未経験」でも出来る反面、その収入はと言えば、それほど高い物ではありません。
- 日勤帯で時給1,000円〜1,300円程度
- 夜勤専従で一夜勤20,000円から24,000円程度
が都内での派遣の相場では無いでしょうか?
介護福祉・医療の業界では一般的に
看護助手<介護士<看護師<薬剤師
の様に、その取得資格によって収入単価は増えていく物だと思います。
もちろん看護師、薬剤師などの専門職はその国家資格が必要で、取得までに何年も掛かるのが普通です。
僕の様に40代の中高年の転職にしては、ハードルが高いと言えます。
介護職であれば「働きながら」資格を取得することが出来るので、多くの転職者にとっては理想的だと思います。
看護助手の仕事は「高収入」の為ではなく、あくまで「高収入」を得る介護士になる為のひとつのキャリアとして考えた方が良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現実に「無資格」「未経験」で出来る介護職の仕事もあります。
しかし時給単価や将来性を考えると、やはり介護職の入門資格である「介護職員初任者研修」は、取得しておいた方が良い資格です。
初任者研修の資格は、資格を取得するスクールによって金額もスケジュールもまちまちです。
転職時に一旦無職状態になったり、主婦の方であれば日中帯にガッツリ時間を取れば、最短一ヶ月で取得する事が出来ます。
僕の場合は「看護助手」として働きながら、一日4時間を週2回で4ヶ月ほど掛けて取得するスクールを選びました。
僕はこの資格取得に、実費で10万円近く払いましたがこの資格を何と「無料」で取得出来る制度が利用できるサイトがかいご畑 です。
かいご畑は、全国に対応した多くの案件数が魅力の求人サイトです。
これから介護職に転職したいという人には、是非おすすめのサイトです。
また僕が働くベネッセMCM は、介護業界トップレベルの高単価案件を多数抱える優良派遣会社です。
介護職はもちろん、僕が最初に経験した看護助手の案件も豊富ですから「無資格」「未経験」で介護福祉・医療の業界に転職しようと思っている方、介護業界で「高収入」を得たい方には絶対おすすめの派遣会社です。
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「転職したいけど、何から初めて良いか分からない」
と言う方は、是非コンサルタントに相談してみて下さい。
介護福祉・医療の業界は今なお「空前の売り手市場」です。
しかし職に就くのは簡単でも、その先のキャリアや収入の面を考えて「働き方」「働く場所」を考えなければ、「低収入」の労働者になってしまうのも事実です。
この業界で「高収入」を得ている人は、ほんのひと握りです。
そいった人達は、例外無く「自分にとって本当に得な情報」を取捨選択しています。
現在転職活動中の方、これから転職を考えている方がいたら、是非この点に注意して「成功する転職」を実践して下さい!