TOKIO山口達也メンバーの今後|彼の成功は芸能界では無く介護職にある理由を真面目に考えてみた
こんにちは、現役介護士のさかもと ままる@mamaru0911です。
TOKIO の山口達也メンバーが、女子高生に強制わいせつの疑いで、書類送検、不起訴処分になった問題は、大きく報道され世間に波紋を広げています。
その名を知らない人の方が、少ないのでは無いかと思われるほど、国民的人気グループであるTOKIO。
そのメンバーのひとりである山口達也メンバーの謝罪会見(2018年4月26日)、さらには2018年5月2日に残りのメンバー四人(城島茂氏、長瀬智也氏、国分太一氏、松岡昌宏氏)による会見が行われ、その模様は連日TVでも大きく報じられた為、ご存知の方も多いと思います。
TOKIOの山口達也メンバーがしてしまった不祥事に関しては、非難があって当然の行為だと思います。
今回の問題に関して、山口達也メンバーの今後についても様々な憶測が飛び交っています。
山口達也メンバーは
「TOKIOに戻れる?」
「TOKIOは解散?」
など情報や憶測は混沌としている状態です。
僕は一個人としてこのニュースを見ていた時に感じたことは、山口達也メンバーが僕と同じ40代半ばの年齢であるという点でした。
芸能人であるか否かという点を除けば、彼もまた僕と同世代の中高年男性です。
今日は全くの僕の主観で、この問題を語ってみたいと思います。
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/04/26/0011199964.shtml
- TOKIO山口達也メンバー「強制わいせつ問題」とは
- 芸能人の本当の仕事内容って?
- 芸能人は誰から給料をもらうのか?
- TOKIO山口達也メンバーの今後
- 介護業界にスターが必要な理由
- TOKIO山口達也メンバーが介護職に就いたら
- まとめ
TOKIO山口達也メンバー「強制わいせつ問題」とは
この事件や問題の詳細は、もはやこのブログで書く必要が無いほど報道されているので、内容の詳細に関しては割愛します。
山口達也メンバーは、書類送検されましたが2018年5月1日に東京地検は「起訴猶予」の判断をしています。
これは山口達也メンバー自身が、今回の事件の罪を認め謝罪し、被害者側との示談が成立していることなどが原因と思われます。
TOKIO山口達也メンバーは、現在所属事務所であるジャニーズ事務所から「無期限謹慎」という処分を受けています。
彼は今後、TOKIOに復帰出来るのでしょうか?
また芸能界という世界で仕事をすることは可能なのでしょうか?
芸能人の本当の仕事内容って?
僕は以前、自分で起業した会社を経営していました。
仕事の内容として「芸能界」とりわけ音楽業界とはある程度深い関係にあった仕事をしていて、その仕事は現在もなおフリーランスとして続けています。
その為「芸能界」の仕組みや構造を、一般の人よりは理解しているつもりです。
芸能界には常に「裏の力」が働いているようなイメージを持っている方も多いと思います。
芸能界に少しだけ足を踏み入れた僕が思う感覚は、一般の方のイメージは「半分当たっていて半分間違っている」ような感じです。
芸能界という世界は、日本のあらゆる「メディア」を創る業界です。
その「メディア」の矢面に立つのが「タレント」「芸能人」です。
彼らの仕事内容は、人によって様々です。
歌手やお笑い芸人、俳優や司会者など「タレント」なくして日本の、世界のメディアは成り立ちません。
今回も含めて「芸能人の不祥事」をネタにする週刊誌やワイドショーも、その「芸能人」という仕事をしている人がいなければ、全く成り立たない仕事です。
では様々な専門分野で活躍している「芸能人」は、一芸に秀でることが仕事であるかと言えば、実はそうではありません。
「芸能人」「タレント」の一番重要な仕事、それは「良いイメージ」を売ることです。
その理由を順を追って説明します。
芸能人は誰から給料をもらうのか?
「仕事」=「賃金」が発生するのは当たり前のことです。
仕事によって、その賃金の出所はハッキリしていますよね?
公務員であれば税金から、一般企業であればその利益や売上の一部から支払われるのが「賃金」の当たり前です。
では「芸能人」の「賃金」は、どこから払われているものか皆様は考えたことがあるでしょうか?
一般的に「芸能人」と言われる人々は「芸能事務所」に所属しています。
「芸能事務所」との雇用契約はいくつかのパターンがあり、正社員のように「給料制」の契約もあれば、業務委託のような「歩合制」を取っている場合もあります。
これは事務所や所属タレントによってまちまちですが、多くの芸能人は「芸能事務所」から「ギャラ」をその働いた対価の賃金として貰います。
では「芸能事務所」はその原資をどこから貰うのでしょうか?
例えばその芸能人がアーティストであれば、ライブの出演費用(出所はファンのお金)やテレビ番組の出演料(出所は企業のスポンサー費用)だったりします。
一番分かりやすいのが、テレビの企業CMです。
キー局のゴールデンタイムに流れる企業CMの制作費は、テレビ自体の力が弱まったと言われる現在でも、タレントのギャラを含めて一億円では創れないと思います。
そのお金を捻出する企業側は、数億円のお金を電通、博報堂などの大手「広告代理店」に支払います。
そのお金がCM制作会社や芸能事務所に分配され、最終的に芸能人の手元に渡ってくるのです。
ライブや映画出演などは、企業スポンサー側からの収入がある場合もありますが、多くの原資は一般の人(ファン)からのお金の集合体です。
つまり「芸能人」「タレント」の仕事というのは、一芸に秀でている(歌がうまい、カッコイイ、面白い)事ももちろん重要ですが、それ以上に「良いイメージ」を持つ事が絶対条件なのです。
不祥事を起こしたタレントのCMやドラマが、すぐに打ち切りになるのは契約書にそういった項目がガッチリ明記されているからに他成りません。
芸能界と関わって仕事をする上で、一番重要になってくるのが「契約書」です。
芸能界は常に「契約」で仕事が成り立っています。
高額なお金が動く反面、その内容に一部でも不具合があれば、その都度のペナルティーまでしっかり取られます。
大手の芸能事務所は、企業やファンから巨額のお金を集める事が出来る反面、今回のTOKIO山口達也メンバーのような不祥事が発生すると、その責任も甚大なものになります。
「良いイメージ」
を保つ事は「芸能人」「タレント」の仕事の最も重要な「核」の部分であるとも言えます。
一般企業であれば、何かしらの商品やサービスを売って売上や利益を出しています。
では「芸能人」「タレント」はいったい何を売っているのかと言うと
「良いイメージ」
こそ彼らが売っている物の本質なのです。
そういった意味では、福島の復興やキャスター職など、他のタレント以上に「良いイメージ」を売っていたジャニーズ事務所のTOKIOというグループにとって、今回の山口達也メンバーの不祥事は、致命的なダメージと言えると思います。
TOKIO山口達也メンバーの今後
彼の今後については、様々な憶測がなされています。
しかし「人の噂も75日」。
時間がこの話題を風化させていくこともまた事実でしょう。
ほとぼりが冷めた数年後、山口達也メンバーはいったい何をしているのでしょうか?
過去に何らかの不祥事を働いて、芸能界から一旦消えた「芸能人」「タレント」の人々のその後の人生は、大きく二つの生き方に分けられます。
- 芸能界の中で生きていく
- 芸能界以外の業界で生きていく
「芸能人」「タレント」として生きていく上で、その最大の売り物である「イメージ」を失った人が芸能界に復帰して、再び不祥事前のピーク以上の人気を発揮した例はいったいどのくらいあるでしょうか?
芸能界にしがみ付いても、その端っこで細々と食いつなぐのがやっとというのが現実だと僕は思います。
一方、それを機会に芸能界自体に見切りを付けて「他業界」に進出した人はどうでしょう?
中にはそれまでと全く違う「異業種」で成功している人も実は少なくありません。
重ねて言いますが「芸能人」「タレント」の生命線である「良いイメージ」を失ってしまったら、そう簡単にはリカバリー出来ません。
僕は山口達也メンバーは現在46歳。
同世代の男性として、勝手に彼の今後について考えると、彼には是非介護業界に来て欲しいと真剣に思うのです。
介護業界にスターが必要な理由
僕は43歳の時に「無資格、未経験」で介護福祉・医療の業界に転職しました。
40歳を過ぎた自分が、全力疾走できる残りの20年を費やす場所を、それまで経営していた自分の会社を辞めて無職状態になり、真剣に考えました。
その時に
2025年全国で38万人の介護士が不足する
僕はこの一文を目にしてから、介護業界への転職を決意しました。
これから「超超高齢化社会」に向かう日本。
2040年には100人に36人以上が65歳を超える人々になります。
その高齢化率は世界一位。
毎年130万人以上が死んでいく国なんて、歴史上存在したことがありません。
もはや今からでは手遅れかも知れませんが、世間の目をもっと介護に向けなければ、日本は本当に悲惨なことになります。
日本の介護業界の現状は壊滅的な状態です。
要介護状態で、介護施設(特別擁護老人ホーム)に入りたくても入れない「待機老人」
の数は50万人を超えています。
一方で度々ニュースに成る保育所に入れない「待機児童」の数は全国で5万人です。
介護施設では「介護士」の数が足りません。
その理由は「介護士」の待遇、処遇の悪さです。
「キツい、汚い、給料安い」
そのイメージが介護士の成り手を加速させず、むしろ離職者が増えている現状です。
僕は介護業界での働き方を「派遣」にすることによって、薄給のイメージが強い介護職でも充分収入が得れるという事実を、自分が人柱になって発信し続けています。
夜勤日給35.640円は本当なのか!?|高収入、高待遇の派遣介護士ならベネッセMCMが最強の理由 - 介護士ベイベー
実際に僕のブログから、高収入介護士への転職の鍵になるベネッセMCM に転職してくれる人は、多くても月に数十人、数百人が限界だと思います。
一方で2017年度の日本の介護人材養成学校の入学者数は、外国人こそ増えている物の、日本人は前年の11%減、6667人しかいません。
これは介護人材養成学校の定員の45.7%という唖然とする数字です。
http://kaigolab.com/column/26104
2025年問題の発生まであと7年。
このままでは介護業界は本当に機能しなくなってしまいます。
38万人という大きな数字を生み出す方法。
それは大きな発信力がある「介護業界のスター」が誕生するしかもはや方法は無いのです。
TOKIO山口達也メンバーが介護職に就いたら
「芸能人」というくくりを外せば、彼も僕同様「中高年の男性」です。
40代50代の中高年男性が「無資格、未経験」で「異業種」に転職して成功するケースは多くは無いはずです。
40代以上の中高年男性が未経験で介護業界に転職出来るの?|介護転職への秘訣を教えます - 介護士ベイベー
それどころか多くの中高年男性にとって、異業種への転職は非常にハードルが高い物です。
TOKIOの山口達也メンバーの場合、もちろんその圧倒的な知名度がある為に様々な選択肢があるでしょう。
しかしその「知名度」に助けられた転職は、結果的に「芸能界」を引きずることに成りかねません。
彼自身が一から介護職に必要な入門資格「介護職員初任者研修」を自ら取得し、介護職に就いたとしたら彼の知名度はおそらくプラスの方向に働く様な気がして成りません。
介護職員初任者研修の試験は超簡単!しかも40代で無職のおじさんにとって最強の資格だった! - 介護士ベイベー
そうなるとメディアも今まで以上に「介護職」にスポットを当ててくることになるでしょう。
現在のメディア報道は、とりわけ介護職に負のイメージを与える報道ばかりが目立ちます。
山口達也メンバーのような知名度がある人が介護職に就き、実際に働いていけば介護職全体に与える影響は計り知れないと思います。
もちろん、介護業界に来てからも再び不祥事を起こしてしまったら全くの逆効果になる恐れもあります。
彼の会見を見る限り「もう二度とこのような不祥事を起こさない」という決意をしている様に見えます。(もちろん大前提としてしなくてはいけない決意ですよね)
この先どんなに心を改めても、一旦失ったイメージを「芸能界」で回復し、再びピークを迎えるのは至難の業だと思います。
であれば、彼にとって全くの異業種である「介護業界」で、その知名度を全介護職や日本全体の為に使ってみてはどうかと思います。
賛否両論はあるでしょうが、本当にこのくらいドラスティックな動きが無ければ、今の介護業界は変わらぬまま、2025年問題に直面してしまうのは火を見るより明らかなのです。
まとめ
今日は思いっきり突飛な内容の記事になってしまいました。
これはあくまで僕個人としての感想ですので、ご容赦下さい。
しかしTOKIOの山口達也メンバーや、他の4人の会見をみてどうしても「同性代の男性」という視点で感じる物がありました。
所属事務所であるジャニーズ事務所からの処遇が「無期限謹慎」であるということは、山口達也メンバーは現在「無職」であるとも言えます。
無職の40代男性が、今まで経験した事の無い「異業種」で人生を立て直すのは、本当に難しいものだと思います。
特に彼らのように、十代から芸能界で生きて来た人にとっては、一般の世界で生きる事さえ難しいでしょう。
しかし「不祥事の責任を取る」といってしばらく姿を消した後、再び表舞台に戻る様な生き方は、それはそれで本人が納得出来る物では無いはずです。
僕も山口メンバーも、全力で働けるのはせいぜいあと20年ほどです。
だとしたら、今回の件をきっかけに山口達也メンバーには本当に思い切った転換を図ってほしいと思います。
もし万が一にでも彼が介護職に就き、介護業界のため、日本の為に邁進出来たらそれこそ「失われた負のイメージ」を取り戻す事が出来るのでは無いでしょうか?
当然山口達也メンバー自身が、この記事を読む事は期待していませんが、僕の働くにベネッセMCM 登録すれば、もちろん芸能界での収入には遠く及ばないものの、介護業界ではトップクラスの収入を得る事が出来ます。
それどころか広告塔になったり書籍を出したり、様々な活動の可能性があると僕は思います。
絵空事と言われて当然の内容でしたが、僕が今回の問題を見て一番最初に思ったことを記事にしました。
この僕の妄想が実現されれば…
日本の介護業界に何かしらの変化があるのは間違いないと思います。